趣味をやったら書くブログ

楽しんだ時間の記録と整理

読書について

字を読みながら生きてきた。

趣味というよりもう中毒なので、大体の場面において字が目の前にないと落ち着かない。一人で食事するとき、風呂、トイレ、電車に乗っているとき。本が無くてもスマホを見てしまうし、スマホの充電が無くなればメニューや車内広告やシャンプーの成分を読んでしまう。誰に言われるまでもなく行儀が悪い。読まないのは歩いているときと寝ているときくらいだ。

ここ最近はミステリー小説を読んでいるが、面白ければなんでもいい。加えてなんとか面白い部分を見つけようとする性分なので、大抵の字は面白く読める。エッセイも新書も、興味深いものはたくさんある。

 

だから、読書をしたらブログ記事を書きたいと毎回思うのだが、自分がネタバレ回避派で特にミステリーは1番面白いところは絶対に伏せておくべきだと思っているので、考えているうちに何も書けなくなってしまう。何回かそういったことを繰り返して、どうしようかと考えていた。

 

ならば、作家について書いてみるのはどうだろうか。この人の書く物語のここが好き、なら、ネタバレせずに思っていることを存分に書けるのではないか。

 

ただ、好きな“こと”について語るのは個人の感想だと開き直って主観で書ききれるのだが、好きな“人物”について書くのはどうしても照れ臭い。

自意識過剰は百も承知ではあるが、的外れな褒め方をしたら申し訳ないし、言葉というのは絶対に感情を100%は表現しきってはくれない。そして、インターネットという場所に公開する以上、まかり間違ってご本人の目に触れる可能性もゼロではない。なので、なんというか非常に迷ってしまう。

だが、このブログを作った目的の一つはこの過剰な自意識の克服なのだ。

思っていることを、思った通りに表現できるのが表現力だと考えている。無駄に照れて心情をオブラートに包んだり、褒めすぎて焦点がブレ、一番伝えたいことを書ききれなかったりすることを無くしたいと思って始めた。

名も無いOLが、これから時々何冊か読んだ作家について心情を書き記す。この人は修行をしているのだな、と軽い心構えで目を通していただければ有難い。

こんな蛇足をしてしまう時点で十二分に自意識過剰ではあるのだが。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村