フラメンコ・3 リズム感
年明けしばらくは、どうも仕事が忙しい。
身体的というより精神的に疲れてしまって、今週はほとんど自宅で練習ができないままだった。
昨日の練習は2種類のステップを繰り返しながら段々とテンポを上げていく、というのが中心だった。
最近先生は、1人1人を前に出して他の生徒に見せる、ということをしたがる。今回も1人ずつ順番で前に出て”リーダー”的ポジションをやることになった。
”リーダー”は自分のテンポでステップを始め、段々と速くしていく。
他の皆さんはそれを追い越さず、遅れず、”リーダー”のテンポに合わせて同じようにステップを踏む。
自分を含め初心者ばかりのクラスなので、途中でリーダーのステップが崩壊したり、急にテンポが上がりすぎてしまったりすることも多かった。
私がリーダーをやったときは「皆に聞こえるように足を鳴らさないと」と思いすぎてステップが重くなり、自分の足音に引っ張られてテンポが乱れていた、と指摘された。
我ながら、リズム感も無ければ身体の使い方もままならないというのによくダンスなどやってみようと思ったものだとレッスンに行くたびに愕然とする。
先生が、「リズム感はいくつになっても鍛えられる」と言ってくれたのが救いだ。歩いているときに一歩と一歩の間を手で打ってみると裏拍に対する感覚が鍛えられる、と簡単に出来る練習も教えてもらった。
ハードルは高いうえに多い。リズムに乗って、手と足を別々に動かしながら、美しく踊る。
まずは基礎だ。そのために自主練だ。
疲れている、ということを言い訳にせず、できていないことを潰していくつもりで頑張っていこうと思う。