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が~まるちょば サイレントコメディ JAPAN TOUR 2018 1/12@TBS赤坂ACTシアター

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やっと見に行けた。

「パントマイムがすごいモヒカンの日本人2人組がいる」と聞いてから、気付いたら15年くらい経ってしまっていた。

そんなに時間が経っているにも関わらず、昨日見たが~まるちょばはその情報の時のビジュアルのままだった。

 

舞台・ライブなど生でプロのパフォーマンスを見るのが好きだ。

後日発売される映像で細かいところを見るのも好きだけれど、演者の気迫と観客の空気の中にいて、その時にしか見られないものを見るというのはつまりその時にしか感じ取ることが出来ないものを感じるということで、それはその日、客席か舞台の上にいなければどうしても体験できないものだと思う。

だから、映像と比べて割高でも、その日暑くても寒くても、時間を合わせて移動して会場に行く。

他の客席の方々がどういう思いなのか私には知る由もないのだけれど、私は、見るからには圧倒されるくらいのパフォーマンスを見せてほしいと願って席に着く。

 

が~まるちょばは、期待以上に圧倒してくれた。

最初の演目で、有名なトランクやエレベーターのマイムを交えながらとにかく客席を弄る。子供を中心に舞台に上げたり、全体を歌手のライブのように手拍子させて煽ったりして一体感を作り上げ、客席はすでに笑いが止まらない。

サイレントコメディーと銘打つだけあって、2人とも終始

 


(はっきりとは)言葉を発さない。客を煽るときや舞台に上げるとき、実は最初は絶対に指示が伝わっていない。それを上手く利用してまた笑わされる。

そしてプログラムが進むごとに「あんなところに伏線が張られていたのか」とたびたび驚かされ、最後には技術と構成の完璧さに脳が痺れるくらい感動した。

ステージに上げた客の中にHIRO-PONがまざっていたり、最後の演目で誰もいない舞台の上をスポットライトが移動するだけで笑いが起こったり、陳腐な言い方になるが計算し尽くされていた。全て作り手の掌の上だった。

 

日本の娯楽が「ライブで稼ぐ」スタイルになったと少し前から言われるようになった。タイミングを同じくして、個人的に好みのパフォーマンスをする方々をTVで発見できる機会が減ってしまったように感じる。つまり、自分で探しに行く時代になったのだ。

 

家で映像を見るのとは違い、客席は何百、何千、会場によっては何万もある。それだけの数の他人と一緒に見る以上、快適に見終われるライブばかりではない。昨日も近くに独り言が大きすぎる男性がいて、集中が殺がれがちになったのだけは残念だった。

それでも、恐れずに気になったパフォーマンスは積極的に生で見に行く姿勢を保ち続けたい。最高のライブ体験だった。

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